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名前が変わっても

  • miseki
  • 8月12日
  • 読了時間: 4分


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今回も、数ある推し活の一つについて書いていこうと思います。

2025年7月22日、長年活動を続けてきた「KinKi Kids」が、グループ名を「DOMOTO」へ変更しました。

この出来事に、ファンである私自身が感じた想いや葛藤…そんな気持ちを正直に書きますね。

 

私はデビュー前から彼らを応援してきました。そんな私にとって、「KinKi Kids」という名前は、彼らそのもののように思っていました。

だからこそ、グループ名の変更を知ったときは、本当に衝撃でした。

「今までの曲はどうなるの?」「二人が変わってしまうのでは?」という不安が頭をよぎりながら、それでも「名前を変えてでも二人で活動を続けてくれる」という選択には、泣きながら感謝し。まだまだ応援できる喜びがあり…。本当に複雑な心境でした。

 

2023年、あの出来事をきっかけに、同じ事務所のタレントたちには次々と変化が訪れました。グループ名の変更、引退、退所……。

ファンたちは皆、それぞれの変化に向き合い、その度に、その変化を受け入れざるを得ない状況に置かれていました。

KinKi Kidsも例外ではありませんでした。

英語で「KinKy」が変態と言う意味になる事から、「KinKi Kids」という名前が予期せぬ意味に捕らえられてしまう事が世間でクローズアップされていました。

昔から彼らは自虐ネタにしていましたし、そういった意図が有ったかもしれないとの言及もあったのですが…ここぞとばかりに…

また、剛さんの退所をきっかけに、「解散するのでは?」という憶測も飛び交い、ファンの間には不安が広がっていました。

そんな中で、彼らは何度も私たちに伝えてくれました。

「二人が一緒にいるために、何が必要かを常に考えている」

それでも止まらない世間からの冷たい声や、解散を煽るようなニュース…

でも、大切な事は常に彼らが直接ファンに届けてくれていました。

今回の名前の変更という大切な発表も、コンサートの場で、ファンに一番に届けてくれました。

「表札が変わるだけ」「中身は何も変わらない」

彼らのその言葉に、どれだけ救われたか分かりません。

 

変化は、いつだって不安を連れてきます。

 

でも、現時点の想いを伝えてもらい、ほんの少しでも先を示してもらえるだけで、心のざわめきは静まるのです。その都度、少しずつ…

 

想いを伝えるって、本当に大切だと感じました。

 

同じ気持ちを抱えるファン同士の声も、心強い支えになりました。SNSにあふれる心無い言葉や不安を煽る投稿に対して、「彼らはこう言ってくれた」「私たちは彼らを信じる」と、堂々と声を上げるファンの存在が、何よりも心強かったです。

 

そんな時、ふと、自分の幼い頃の記憶がよみがえってきました。

私は小学2年生の時に、両親の結婚によって苗字が変わりました。

その事を学校に伝えないといけない日。私は登校班の集合場所に行きたくなくて、泣いて家を出られなかったのです。登校班まで母に付き添ってもらった事。クラスでは先生から説明が有った事。

何十年も前なのに当時の事は今でも鮮明に記憶に残っています。担任の先生がどうやって説明したのかも…

 

とにかく嫌で仕方なかった。家族が嫌だったわけではありません。

あの時も、私はただ「変化」が不安で怖かった。

変わること、周囲の目、それに対する自分の戸惑い…。

でも、その後のことは、笑えるくらいに覚えていません。つまり、周りは何も変わらず、何も問題なかったのでしょう。

私は私のままで、名前だけが変わった。それだけだったのです。

 

話を戻します。

 

今回の「KinKi Kids」から「DOMOTO」への名前の変更には、きっと大きな意味があるのでしょう。

でも、私にとっては、大した意味はありません。

だって、堂本光一さんも、堂本剛さんも、何も変わっていない彼らは彼らのままなのですから。

ファンとして彼らを長年応援してきた私にとって、名前が変わる事よりも、大切なのは、これからも二人が一緒にいてくれるという事実です。

 

そしてきっと、何十年後かには――

この夏の私の想いや葛藤…ファンの戸惑いも、世間の声も、全部笑い話になっているのかもしれませんね。     

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