『居心地の形』

「居場所」と聞くと、皆さんはどんな場所を思い浮かべますか?
自宅、自分の部屋、職場や学校、よく行くお店やカフェなど、人によって思い浮かべる場所はさまざまだと思います。
私は一人で過ごす時間が好きです。
家でのんびりしたり、好きなことをして過ごしたり。一人だからこそ気楽に過ごせる時間もあります。
でも、ずっと一人でいたいかというと、そういうわけでもありません。
私は友人たちと過ごす時間も大好きです。他愛のない会話をしたり、映画を観たり、推しについての話をしたりすると、みんな話が止まりません。
それぞれのコミュニティがあり、いろいろな友人たちがいます。
もちろん、マンガが大好きな友人もたくさんいます。
マンガ好きが集まると、好きな作品についてずっと盛り上がっているのかと思いきや、意外とそうでもありません。
それぞれがマンガを読み始めると、みんな本に集中。
気がつけば、同じ場所に何人もいるのに、しばらく会話がない……なんてことが多いです。
でも、その時間が不思議と落ち着きます。
無理に話さなくてもいい。
それぞれ好きなことをしているけれど、ふと顔を上げれば誰かがいる。
面白いところを見つけたら、「これ見て!」と話し始めることもできる。
一人でいるのとは少し違うけれど、一緒にいるからといって、ずっと何かを話していなくてもいい。
私はそんな空間を「いいな」と思います。
「居場所」というと、安心して過ごせる“場所”を思い浮かべていましたが、もしかすると場所そのものだけではなく、そこにいる人との距離感や、自分らしく過ごせることも大切なのかもしれません。
一人でいられること。
誰かと一緒にいられること。
話してもいいし、話さなくてもいいこと。
自分が無理をせず、「ここにいていいな」と思えるところ。
そして、居場所は一つでなくてもいいのだと思います。
一人でゆっくり過ごせる場所、友人とたくさん話して笑える場所、同じ空間にいながら、それぞれ好きなことをして過ごせる場所。
その時々の自分に合った、いくつもの居場所があってもいい。
そんなふうに「ここにいていいな」と思える場所が、自分にとっての「居場所」なのかもしれません。




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