kamiyaニリンソウ「好きな花は?」と聞かれたら、すかさずに「ニリンソウ(二輪草)」と答えています。花の名前を聞いた人は「それってどんな花?」と不思議そうな顔をすることが多く、それは、たぶん「バラ」や「チューリップ」など一般的な花をイメージしていて、予想外の花の名前に驚かれたのかもしれません。...
kamiya夢を見る眠ることは、健康に生きるために必要なことで、人間の欲望の一つでもあります。だが、最近では「よく眠れない」と訴える人も多く、また精神的な落ち込みから不眠になってしまう人も多いようです。不眠はまさに人が抱える根源的な病の一つかもしれません。...
kamiya少年Aくんとの出会い児童相談所勤務の始まりは非行少年の支援が中心だった。今から30年以上前のことだが、当時は少年非行が社会問題となるくらいに中学校が荒れていて、ほとんどの学校には「ヤンキー」と呼ばれる非行少年が複数人存在するような状況だった。...
kamiya山へのあこがれ人生の終盤となった今、自分史を振り返ってみると、中学生の頃はベトナム戦争があり、高校時代には東大、安保闘争があって、当時の若者は誰もが多少なりともその時代の世相に影響を受けて育ったと思う。中学、高校という多感な時代には、そんな社会情勢からの影響を受けて、反体制的な考えや活動...
kamiyaランナーズ・ハイ30歳代の頃、ランニングに夢中になった時期があった。仕事や子育てが忙しくてなかなか遠くに出かけることもままならず、その点で自宅近くを走ることは時間的にも経済的にも都合がよく、日ごろの運動不足と日々のストレスを解消してくれた。...
kamiya~続~ 猫との暮らし猫が15歳頃から少しずつ体調を崩すことがあり、クリニックに通うことも増えていった。若い頃は食欲旺盛で太り気味となりダイエット食でコントロールしていた時期もあったが、高齢猫となってからはめっきり食が細くなった。そして、年に2~3回は数日間食事を摂らないことがあり、そんな時は見...
kamiya猫との暮らし 子育てがひと段落した頃、我が家に猫がやってきた。 次男が大学生だった時、まだ雪が残る道端で生まれたばかりの子猫を拾った。北陸の春はまだ冷たく、4月になっても雪が降る日があるという。そんな冷たい春の日に道端で子猫は今にも消えそうな程小さな泣き声をあげていた。...
kamiya落ち葉の道を歩きながら晩秋の天気の良い日曜日は近くの低い山を一人で歩くことが多い。木漏れ日の中、落ち葉がこそこそと音をたて、その音を聞きながらいろんなことが頭の中をかけめぐる。 2年前に亡くなった猫のこと、自分から食べることを止め、覚悟を決めてひとり静かに逝ってしまった。最近は、認知症が始まった...
kamiyaNHKドラマ「命のバトン」を観て考えたこと高校生の‟思いがけない妊娠“があり、そこに偶然知り合った児童相談所の職員がかかわり、赤ちゃん縁組(新生児の特別養子縁組)に至るというドラマ「命のバトン」は、まさに人と人とがバトンリレーのようにつながっていくというストーリーだった。...