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思いを伝えるということ
何気なく受けたがん検診で、腫瘍マーカーの数値が異常値を示し、自宅近くの公立病院で精密検査を受けるよう紹介状を受け取る。 持病や生活習慣病もなく、毎年の健診でも異常を指摘されることはほぼなかった。そして、毎週のように山に登り、健康的な生活を送っていたはずなのに何故?と素直に現...


選択的夫婦別姓について考える
最近話題になっている選択的夫婦別姓制度とは、結婚後も夫婦がそれぞれ結婚前の姓(氏、名字)を名乗ることを認める制度。現在の民法では、結婚に際して、男性又は女性のいずれか一方が必ず氏(名字)を改めなければならず、そして現状では男性の氏を選び、女性が氏を改める例が圧倒的多数となっ...


逃げるは恥だが役に立つ
「逃げるは恥だが役に立つ」は、漫画家:海野つなみさんによる作品で、その後、テレビドラマ化されている。タイトルの「逃げるは恥だが役に立つ」(略称「逃げ恥」)は、ハンガリーのことわざで「恥ずかしい逃げ方だったとしても生き抜くことが大切」が由来という。この漫画の内容や主なテーマは...


少年Aくんとの出会い
児童相談所勤務の始まりは非行少年の支援が中心だった。今から30年以上前のことだが、当時は少年非行が社会問題となるくらいに中学校が荒れていて、ほとんどの学校には「ヤンキー」と呼ばれる非行少年が複数人存在するような状況だった。...


~続~ 猫との暮らし
猫が15歳頃から少しずつ体調を崩すことがあり、クリニックに通うことも増えていった。若い頃は食欲旺盛で太り気味となりダイエット食でコントロールしていた時期もあったが、高齢猫となってからはめっきり食が細くなった。そして、年に2~3回は数日間食事を摂らないことがあり、そんな時は見...


落ち葉の道を歩きながら
晩秋の天気の良い日曜日は近くの低い山を一人で歩くことが多い。木漏れ日の中、落ち葉がこそこそと音をたて、その音を聞きながらいろんなことが頭の中をかけめぐる。 2年前に亡くなった猫のこと、自分から食べることを止め、覚悟を決めてひとり静かに逝ってしまった。最近は、認知症が始まった...


NHKドラマ「命のバトン」を観て考えたこと
高校生の‟思いがけない妊娠“があり、そこに偶然知り合った児童相談所の職員がかかわり、赤ちゃん縁組(新生児の特別養子縁組)に至るというドラマ「命のバトン」は、まさに人と人とがバトンリレーのようにつながっていくというストーリーだった。...