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  • takeda

地域との繋がり



 我が家が現在暮らしている地域は、いわゆる新興住宅地ではなく、古い住宅の多い地域で、自治会や子ども会活動も盛んに行われています。もともと転勤族だった我が家ですが、たまたまご縁のあったこの地域で定住することを決めました。それから早いものでもう8年になります。


 生まれ育った地元でもなく、親戚も遠方。さらに単身赴任となった我が家にとって、地域との繋がりは本当に有難く、たくさんの方々に助けられました。

 特に自治会や子ども会への活動に参加し、役員等を行っていく中で、地域の方々に子どもの顔を覚えていただき、いろいろなところで声をかけていただけたことで、安心して子育てと仕事を両立することが出来たと思っています。もちろん、役員等が回ってくることは避けられず大変なことも多いですが、とても楽しく、有意義な時間を過ごせたなと感じています。

 

子育ては想像以上に素敵な経験をさせてくれるものでもありますが、それと同じく大変なことも多いです。肉体的な辛さ、精神的なしんどさ、時間の無さ、もちろん子どもの成長とともに大変さの内容は変化していきますが、悩みは尽きません。

 日々の生活に追われ、ついつい子どもの予定等を把握しきれていないことも。


ある日仕事から帰ると、

「今日、学校お昼までやってんで!」

「え?!お昼どうしたん??」

「○○くんところでたべさせてもらった!!」

・・・厚かましいエピソードではありますが、子ども会に入っていて良かったと改めて感じた瞬間でした(笑)。

「隣のおばあちゃんがくれたよ!!」とデイサービスで作られたビーズ細工や巾着袋をもらってきたり、いつの間にかおやつやアイスを頂いていたり。鍵を忘れた日には家の中で待たせてもらっていたりと、地域の方々には本当に感謝しています。

 

 里親さん家庭はもちろんですが、最近は施設の子どもたちも小規模化に伴い、地域の中で生活することが当たり前になりつつあります。地域の中にはひとり親のご家庭、祖父母が養育されているご家庭、医療的ケアの必要なお子様のいるご家庭など本当に様々なご家庭があり、家族のかたちがあると思います。地域の中ですべての子どもたちがあたたかく見守られ、健やかに成長できるそんな地域社会となっていくことを心から願っています。

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