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  • kamiya

夢を見る


 眠ることは、健康に生きるために必要なことで、人間の欲望の一つでもあります。だが、最近では「よく眠れない」と訴える人も多く、また精神的な落ち込みから不眠になってしまう人も多いようです。不眠はまさに人が抱える根源的な病の一つかもしれません。


 私自身は、仕事やプライベートで時々(とはいっても年に数日くらいですが)は眠れない夜となる場合も時にはありますが、たいていは夜布団に入ってものの数秒、数分もしないうちに眠ってしまう日々です。夜中も、時々トイレに起きることはありますが、たいていは朝まで眠り続けることがほとんどで、「眠れずに羊を数える」こととはほぼ無縁です。

 唯一、山登りに出かけてテント泊をする時、明日の行動を考えて頭が興奮し、身体も筋肉が今日の興奮から覚めないせいか、なかなか眠つかれない夜となることが多い。そんな時はいろんなことを空想し、普段と違った眠れない夜を楽しむことを心がけています。若い頃は、明日の登山行動を考えて、疲れをとるために必死に眠らなくてはと、もがいていましたが。


 さて、最近では十分な睡眠ができる反面、朝方の眠りが浅くなる時にほとんど毎日のように決まって夢を見ます。そして、目覚めた時には、ほとんど夢の内容を覚えているという状況です。毎日忙しい日々を送っていた若い頃にはなかったことかもしれません。

 何度も夢を見ることが続くと、なぜそんな夢を見るのかが気になってきます。楽しい夢なら深く考えることもないかもしれませんが、最近多く見る夢はいわゆる「探す夢」。夢の中で必死に探しても探し物が見つからない、そんなことから夢を見る理由や深層心理をちょっと覗いてみたくなりました。若い頃、児童相談所時代に心理司の一人が「夢分析」をしていたことを思い出し、早速ネットで検索してみてみると…。


  …夢分析では、夢の中で生じた事には夢を見た人の無意識が現れていると考えます。そして、患者が見た夢についての意味を探る事で、患者の病についての理解を深めようとするものです。(心理学者のフロイトとユングの夢分析が有名です。)

  夢占いでは、何かを探すという行為にはあなたが過去に失ってしまったものへの後悔や、現状あなたが足りないと感じてしまっているものを象徴しています。

  そんな現状への不満をあらわすような夢をみたあなたは、自分に足りないものを感じてそれを補う努力を始めようとしているかもしれません…。


 夢占いを信じる、信じないは別にして、自分の中にどこか満たされないものがあるのかも

しれないと多少は感じていました。ただ、そんな思いはきっと誰にでもあることで特別な

ことではないと思っているし、夢にまで見るほど辛く不満なことではないと思う。そして、

足りないものを補う努力も今は気力がついていけない気がしている。


 最近見る「探す夢」は決して心地よい夢ではないけれど、そして、そこにどんな深層心理

が働いているのか?今は、そんなに気にしてはいないし、深く考える程のことではないと思っている。

これから、歳をとっていつかは物忘れが始まり、認知機能が低下した時には、夢を見てもそれを覚えられずに、記憶として残らないかもしれない。もしくは、昼間から白昼夢のようにずっと夢の中に漂っているのかも。だから、今はそんな「探す夢」も楽しんでおこうと毎晩眠りについている。

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