覚悟や信念が伴って出会えた人


里親になるには、動機、人間性、経済力、親族の協力体制等、様々な面で審査されるのですが、私が「里親になりたい」と親族に話をした時は、賛成するものは一人もおらず、皆が猛反対だったので、児童相談所の福祉司の判断によっては、ひょっとすると里親委託されなかった可能性があったかもしれません。



しかし、当時の担当福祉司は、親族の反対は全く意に介さず、むしろ盾になって、憎まれ役になって話を進めてくれました。


そういう意味では、里親委託において児童相談所の福祉司の判断や力量というのは、非常に大きいと感じていますし、担当福祉司が同じような「覚悟」で臨んでくれたことが、里親委託に至った大きな要因であったと思っています。


その担当福祉司は、私たちの覚悟に対しての十分な「理解」と福祉司自身の「熱意」「決意」があったからこそ絶対的な味方であり続けてくれたと思っています。


自分たちの覚悟が中途半端なものであったなら、それを見抜いて「やめておけ」と言ったと思うんですよね。


一人悪者になって、親族一同の怒りを受け止めるのは相当キツかったと思うんですが、

伴走者として苦しい道を一緒に走りきっていただいたことについては、本当に感謝しかありません。


家族や親族には、どんな決断でも応援してくれる存在であってほしいのですが、人生を賭けた大きな決断の時ほど、事によっては、命がけで止めに来ることもあるんですよね。

もちろん、子を想っているからこそ、ということはあるのですが…。


そういった人生をかけるほどの決断をする際の絶対的な理解者や味方の存在というのは非常に心強いのですが、それは、自分自身の揺るぎない覚悟や信念が伴うことで、初めて現れうるかもしれない存在なんだなということを実感しました。


(※反対していた親族ですが、実際に子どもに会ってからは、皆が本当に可愛がってくれました。)


ちなみに、その福祉司には、とある強い信念がありましたし、私も強い影響を受けました。


そして、その信念はずっと変わることなく、数年後、里親界隈では知らない人がいないほど、全国的に名が知られる方となっていきました。