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takeda

子育てと親の欲


最近、幼い里子さんの姿を見て、わが子の幼かったころを思い出すことが多くなってきました。

 子どもたちが生まれたばかりの頃は、ただただ元気に大きくなってくれればそれでいいと思っていましたが、そこそこ元気に育ってくると、今度は子どもらしくのびのびと育ってくれたら…なんて思ってしまいます。

 しかし、この<子どもらしく>がなかなかのくせもの。そこには、外で元気に遊べる子、はきはきと挨拶のできる子、いつも笑顔でお友達と仲良く遊べる子…なんていう私の勝手な願望が入ってきます。

 さらに大きくなると、人にやさしくできる子、夢を持てる子、勉強もそこそこ頑張れる子、人に迷惑をかけない子、なんてのがどんどん無限に出てきます。我ながら欲張りです。

 本来、<子どもらしく>というのは<その子らしく>本人の好きなこと、やりたいことをやれる子なんだと思います。でも男の子ならスポーツのできる子がいいなあ…とか女の子なら…とかいろいろ思ってしまいます。親の思う通りに育つわけもないのに、勝手に期待して勝手にイライラ。どうしようもないですね。ほんとに。

 

 子どもたちの幼い頃の写真や動画を見たり、小さな里子さんの姿を見ると、とても懐かしく昔の気持ちが蘇ってきてます。もっともっといっぱい動画なんか撮っておけば良かったなあ。と今頃になって思います。特別なときだけではなく、日常の様子も。

 もうすっかり大きくなってきた我が家の子どもたちですが、もうしばらく大切な瞬間を逃さないよう、写真や動画を撮っていきたいと思います。

 私にとっては、子どもたちのこれまでの写真や動画が大切な思い出であるのはもちろんですが、ときには初心に戻り、欲張りな自分を振り返り、また新たに前へと進む手掛かりになる、そんな役割も持っているのかなと感じています。

 

子育てには答えがありません。だからこそ難しいし、悩みはつきない。でも、意外とすぐそばに道標はあるのかも知れません。

 里親の皆さんと子育ての苦労や喜びを分かち合いながら、一緒に子育ての道標を探していければいいなあと思っています。

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