つながるということ



子どもといっても、皆それぞれ個性があります。元気いっぱいの子、おとなしい子、慎重な子、好奇心旺盛な子…不安が強い子や落ち着きがない子もいるでしょう。性格や態度は、生まれつきのものかもしれないし、育ってきた環境が関係しているかもしれないし、今の状態に対していくつかの要因は考えられても、全ての子ども達に対して「○○だからこうなっている」という原因を特定することは難しいと思います。


 現在、児童養護施設の子とプレイセラピーをしています。時折お母さんのことを話してくれます。以前病院で働いていた時には、成人の方とのカウンセリングを通して、幼少期の経験(特に親との経験)が今日の状態に大きく影響している人たちを多く見てきました。

 また、乳幼児健診の場で、子どもとお母さんの関わりを見ることもありました。身体測定が怖くて不安になる子に対して共感するお母さん、他の物に気をそらせているお母さん、怒りがでてくるお母さん。


 乳幼児、児童、成人、それぞれの段階の方と関わる中で、性格や人との関わり方には、母子関係が安定していることが影響していると感じるようになりました。大きくなればなるほど、人間関係は母子だけではなくなりますが、基本的な信頼感や安心感は養育者から得られるものだと思います。

 それが生みの親ではなくても、大きくなってから出会った人でも、時間をかけて再びつながりなおしていくことができれば、その子にとっては意味のあることといえるのではないでしょうか。


 つながる先は、病院かもしれないし、施設かもしれないし、里親さんや近所の方など、考えられる選択肢はたくさんあります。その1つである、ほだかの里は、皆さんとつながる場所でもあるし、皆さんがまた他のところへとつながるきっかけでもあると思います。