ため息をつく
- kamiya
- 10月14日
- 読了時間: 2分

友人との会話の中で、「最近、ため息が多くない?幸せが逃げちゃうよ」と言われた。特に落ち込むことや気になることがあったわけではないが、そう言われて意識してみると何となく、知らず知らずに「ため息」をつくことが多くなっていることに気づく。
今まで全く意識してこなかったことだったから、きっと自分の中に何か変化が起きているのかもしれないと悪い方に考えが行ってしまう。そこで、「ため息」についてネットで検索をしてみると…
『ため息は、バランスが崩れた自律神経の働きを回復させようとする、体の作用。いわば機能回復のためのリカバリーショットといえます。
ため息がふと出るのは、心配事や悩みを抱えているとき。そんなときの体は、胸やお腹の筋肉が緊張して硬くなり、呼吸が浅くなっている。すると、血液中の酸素が不足気味になる。それを補うため、体は交感神経を働かせて血管を収縮させる。血圧を上げ、全身への酸素供給を維持しようとするわけだ。
自律神経のバランスを保つのは、健康の基本だ。でも、心配事を抱えた人の自律神経は、どうしても交感神経優位に偏りがちなのである。
ため息は、この偏りを解消します。息を「ふー」と長く吐くことで、浅くなった呼吸が深くなり、副交感神経がしっかり働くのです。』
なるほど、一般的にはマイナスイメージの「ため息」は体の機能面からみるととても役に立つものだとわかり、少しホッとする。だが、こんなことも書かれていた…
『ため息に気付いたら、自分が何にため息をついたのかを考えるべき。身体は何かストレスを感知したから緊張し、ため息でそれをほぐそうとした。ならば、緊張の大元は何?と考えてみるわけだ。』
ため息はストレスのサイン。それをどう受け止めるかは自分次第だが、「ため息をつくと幸せが逃げる」という言葉は、「ため息をつくだけでは幸せになれない、問題の根本を直視しなさい」という意味にもとれる。
たかが「ため息」と考えず、自分の中に隠されたストレスを探し出し、そこに向き合うことが必要なんだと思う。
ただ、こんどは「ストレスって何?」と考えてしまって、気がつくと「ふー」とため息が出てしまった。








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